年に数回、「立体の紙のお面は作っていますか?」という問い合わせを頂きます。
残念ながら、「作っていません。」と今までは答えてきました。
数多くはないと言え、繰り返してお話を頂く以上、一度は紙製の立体お面のことは調べておく必要があると思いました。
今日は、平の紙を組み立てて作る立体物、ペーパークラフトのことをお話します。
初めてペーパークラフトのお面をじっくりと見ることになったのですが、想像以上に顔の表情が出ていてびっくりでした。
張子とペーパークラフト
紙を使った立体のお面で思い浮かぶのは、張子とペーパークラフト。
張子は、型に紙片を貼り付けていって成形する手法。
成形後に絵柄を描き、製品時には完成品となっています。
ペーパークラフトは、紙に切れ目等の工夫を施されているパーツ体。
紙製のプラモデルのようなもので、購入者が自分で組み立てます。
両製品とも以前から関心はありましたが、実際に製作の方に話を聞く機会はありませんでした。
ペーパークラフトメーカー、ドラゴンホース
八月のある週、一週間で二件の「紙を使った立体のお面」の問い合わせを頂きました。
よい機会だと思い一度話を聞いてみようと、ペーパークラフト製作会社に問い合わせをしました。
丁寧な返答をくれたのが、今日お話するこの会社。
代表の程社長から返信をいただき、そのうえ来社いただきました。
ペーパークラフトの作り方などを色々うかがいました。
自分で作ることが敬遠される理由
自分で作ることが好きな人間には、ペーパークラフトはたまらなく楽しい玩具。
モノを作る喜びを感じられます。
しかし程社長の話では、それが敬遠される元にもなっているということでした。
つまり、作ることに手がかかるということ。
例えば子供だけでは作るのが難しく、大人の手伝いを必要としてしまうことがあるということ。
親御さんにとってはそれが、手間になってしまう場合があるということでした。
その場で使えないのもグッズとしては難しい
また、イベント等で使う場合。
盛り上げ道具として即使用できず、グッズとして取り上げられづらいということでした。
そうなんだ・・・。
こんなに楽しい玩具なのに。
とても残念な話でしたが、納得する部分も多々ありました。
それでもコアなファンがいるペーパークラフト。
セルフメイドの楽しさ、そして紙製独特の味わいを多くの皆様に感じてもらいたいと思いながら程社長の話を耳を傾けました。
掲載製品
3Dなりきりペーパーマスク ワニダ
独自技術の「カメラ目線ギミック」を使うことで、視線が常に追って来ることが特徴のペーパーマスクです。
ドラゴンホース株式会社ではペーパーマスク以外にも、ペーパージオラマ等を製造しています。
販売・製造元 ドラゴンホース株式会社
数量がまとまればオリジナルのペーパークラフトの製作が可能となります。
モノをつくる楽しさを伝える道具として是非お使いください。