人の顔のリアルなお面「実写面」を作り始めた頃、願ってもかなわないことがありました。
それは、女性の実写面を作りたいということでした。
女性には頼みづらかった。
男性には気軽に‘顔のデーターを取らせてよ’と頼んでいました。
と言っても見ず知らずの方々ではなく、よく知った方々。
ほとんどの方が興味もあってか、3Dスキャナーの前に座ってくださいました。
しかし、しかし、女性には気軽には言えず、頼めたとしても皆さん、にっこり微笑むだけでした。
give&takeでテスト品を作ることに
それから一、二年経ったころでしょうか、たまたま仕事である女性にお会いしました。
お仕事が造形系のこともあり、ご理解あるかなぁと頼んだのです。
ものの見事に・・・OKでした。
彼女は造形美術やデザインを営まれている、(有)ケンシアートにお勤めの方でした。
そのうれしさは今でも忘れません。
共同でサンプルを作って仕事を取ろう!
コラボで女性の実写面を作成して、互いの営業ツールとして使用しようということになりました。
ケンシアートさんは仕事として3Dデーターの作成・写真撮影もされているので、肝になるこの二つを担当してくれました。
当社では頂いた3Dデーターで型を作り、成形の収縮に合わせて画像データーを修正しました。
結果、この仕上がり。
3Dデーターと画像の仕上がりの良さです。
さすが、ケンシアートさんです。
ケンシアート様、本当に本当にありがとうございました。
仕様
・材質は、塩ビ0.4ミリ厚白材。
・加工工程は、インクジェット出力→成形→外周ハンドカット→両耳穴(2工程)。
数量がまとまればオリジナルのお面の製作が可能となります。
お祭りだけではなくコンサートやイベントでも是非お使いください。