続続・一言だけ‘あのさぁ’
2015年07月08日7.82015
ハイライトとシャドー。
現在、実写面を作成中。
しかし、今までの作り方、そして原稿とはちょっと違う。
いつもは対象者の顔かたちのデーターを3Dスキャンで取ってしまう。
そして、顔の画像は‘実写面’に合わせて撮影をして頂く。
後者の画像に関しては、私もやり始めて勉強したことがある。
成形用のインクジェットインク。
加熱成形後に「ハイライト」「シャドー」が強調されやすい傾向にあるのだ。
なので、御支給して頂く顔の画像データーに関しては、この二つを出来る限り消したものを頂くようにしている。
今回の仕事はお客様の都合により、すでにある画像データーから選んだ。
それもデーター量の足りるものという条件だけで一つを。
その画像の中の対象者は少し斜めを向き、片側からライトが当てられている。
つまり、ハイライトとシャドーが強調されている画像になってしまっている。
そしてどうなったかというと、画像処理ソフトでこの二つを取り除く大仕事になってしまった。
ある部分は除き、ない部分は被せていく訳だから、実写というより‘絵’に近づいた。
顔の形はその画像を元にして、想像して造った。
二つを合わせた。
それはそれでうまく出来ている。
実写と言う感じではないが。
‘気持ち悪い’と言わしめるものではないが。
今回は私自身本当に勉強になった。
ただ、今後こういうやり方で仕事をお引き受けするかは分からない。
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