続続・一言だけ‘あのさぁ’

2019年03月12日

お面の作り方の説明には質問形式の説明が好評のようだ。

私が訪問をしたり、お客様に来社頂いたり、お面の生産方法を説明する機会がことのほか多い。

元々お面と言う工業製品はマイナーなものである。
普段よりその生産方法を気に留めている方は皆無に近いだろう。
その状況で電話口で説明しても話している私でさえ達成感が薄い。
長文のメールにて説明をさせて頂くこともあるが、その長さにお客様がどこまで着いてきてくれるだろうかと思う事も多々ある。
それ故、問い合わせがあった場合、その距離にもよるが出来る限り実物を持って説明にお伺いするようにしているのだ。

当初は、私がぺらぺらと話すだけの説明であった。
しかしそのやり方を重ねていくうちに、電話やメールを使っての説明と同じような虚無感を感じるようになった。
実物をご覧頂くことによる効果は高いのだが、それでも帰り道では‘ご理解頂いただろうか?’と省みることがしばしあった。

それはひとえに私がしゃべり過ぎているのが原因であることも分かってはいたのだが、ある程度の時間内に説明をし切ろうと思うとどうしても多弁になってしまっていたのだ。
いや、それは嘘である。
単に私のしゃべり好きが原因なのである。

ある時、意を決してしゃべりを極限に(あくまでも私てきに)減らし説明をすることを試みた。
持参した20ばかりの製品を大きなグループで分けて並べ見せ、そのグループの違いが何なのかをお客様に問うスタンスに変更したのだ。
大きなグループでの正解が出た次には、そのグループ内での生産方法の違いを問うていく。

‘正解が出た次には’と書いたが、実際は正解率はほぼ0に近い。
これが良いのだ。
ヒントをチョロ出ししながら、お客様にはああだ、こうだと考えて頂く。
生産の違いはおおよそコストダウンの違いだと分かると、お客様の関心は一気に上がる。
結局全てを説明し終わるのに約45分~60分を要する。
その間、一貫して‘ああだ、こうだ’と回答を考えて頂く。

先週末、遠距離のお客様が来社された。
東京に来たついでに「お面の製造方法」の話を聞き、その上で見積もりをお願いしたいというご連絡だった。

見積もり提出。
そして直後にこんなメールを頂戴した。
‘先日はお忙しいところお時間をいただき有難うございました。
問題形式のご説明は非常に分かりやすく、また社長のお人柄も良く伝わるものでした。~’

どうやら、この問題出題形式の説明は好ましく受け取って頂いているらしい。
会社より移動1時間程度の範囲に限らせて頂いているが、お面の製造方法=コストダウンの仕方にご興味があるお客様、冷やかしではなく本当にお面に興味のあるお客様は気軽にご連絡を頂ければと思う。

ちなみに、私がこの説明を行う前に必ず話すフレームがある。
‘弊社はお面屋ではありません、一般の成形品そしてそれに付随する印刷物等も承っています’と。
本音でもあり、つかみでもある。

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初めての真空成形

私とお話しませんか。旅の恥は書き捨てと言います。表現が適当かは分かりませんが、私自身初めての現場に連絡を取るときはこんな気持ちです。私の経験上、必ずしも希望の情報が得られた時ばかりではありませんが、しない方がよかったと思ったことは一度もありません。少なくともそんな時にでも‘そこではうまくなかった’ということは分かるのですから。担当:鹿毛(かげ)
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