続続・一言だけ‘あのさぁ’
2016年09月12日9.122016
金三両。
先週末のこと。
仕事を早く切り上げて、墓参りに出かけた。
行くは、嫁さんの実家の墓。
混雑する彼岸の前に行ってこようと前々から話していたのだが、その日となった。
団子坂下の交差点を谷中小学校の方へと向かう。
このあたりは昔ながらの寺町で、寺院が集中している。
お寺さんに着き、墓周りの掃除を行う。
さて失礼しようを歩き出すと、ふと目に入った墓石ひとつ。
囲むものもなく、ただぽつんと小さな墓石が立っている。
近づいて観察。
側面に刻まれた文字。
‘水向料 金三両’
金三両かぁ。
繋がり繋がり時代は進む。
今このひと時の大切さか・・。
四十五を過ぎた頃からか、墓参りに行くことが増えた。
一人でも行く。
難しい話ではない。
私にとっては気晴らしのようなものだ。
この日も、すっとした気持ちで門を出た。
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